WHERE ARE YOU GOING WITH FOLBOT? 01

荒川ロックゲート体験とスカイツリークルーズ

水辺のアクティビティとして人気のカヤック。よく知られている一方で、レンタルや体験で利用される方が多いこともあり、どんなところで乗ることができるのか、など詳しいことはご存知ではない方も多いのではないでしょうか。

自分でやるとなると、「遠くの湖や海まで行かないといけないのでは?」とか「大きくて運ぶのが大変そう」など、難しそうなイメージがありますが、実は想像以上に気軽に楽しむことができるアクティビティなんです。

このジャーナルでは、LOGがプロモーションのサポートをさせていただいているアウトドアブランド「Folbot」のフォールディングカヤックで、様々なロケーションでカヤックに乗りながら、カヤックの楽しみ方や魅力をお伝えしていきます。

東京都営地下鉄の東大島駅に降り立つ、Folbotの説田さんと北岡さん。

今回のクルージングに選んだスポットは、東京東部を流れる荒川水系の旧中川。江東区と江戸川区を跨ぐ都立公園、大島小松川公園脇の河川敷から旧中川に出艇することができます。

大島小松川公園には1日1200円で利用できる駐車場があり、車での来場も可能ですが、周辺住民の憩いの場ということもあり特に週末は家族連れで賑わうため、満車になってしまうことも。

Folbotのフォールディングカヤックは重量が約14kgで、専用のダッフルバックに入れて背負うことが可能。カヤックをするためには車での移動と運搬がマストだと思っていましたが、電車で移動して、こんな近場のスポットで楽しむことができるとは…。

それだけでカヤックというものが、グッと身近なものに感じられました。

駅から河川敷の出艇場所まで、カヤックを背負って10分ほどで到着。軽くはないので長距離だと辛いですが、10分程度であれば問題ありません。

河川での航行にあたり、特に申請や許可は必要ありませんが、道路とは異なる様々な航行ルールやマナーが定められています。基本的に河川は右側通行で、ライフジャケットの着用は必須です。混雑している時は譲り合って利用するようにしましょう。

河川敷にカヤックを下ろし、組み立てスタート。フォールディングカヤックの組み立ては一人でもでき、慣れれば15〜20分ほどで組み立てられるそう。

フォールディングカヤックは、組み立て・解体が面倒な印象もありますが、そのぐらいであればそれほど負担にはなりませんね。

さて、無事にカヤックが組み上がり、いよいよ出艇します。

出艇可能なポイントには桟橋やスロープなどがあるので、スロープの先端にカヤックを浮かべ、そこから乗り込んでいきます。

 

荒川ロックゲートへ

普段から目にしている街中の川を進む三艇のカヤック。日常的な景色の中に唐突にカヤックが現れる非日常的な雰囲気を感じながら、最初の目的地の「荒川ロックゲート」へと向かいます。

「荒川ロックゲート」付近に掲示されている、通行制限等の標識。手漕ぎのカヤックは問題なく通過することができます。

ゲートに近づいていくと、施設の方がスピーカー越しに誘導してくれるので、ゆっくりと気をつけながらゲートに進入していきます。

アナウンスに従って、ゲート内の鎖に掴まり船体を固定するクルー。旧中川は荒川に比べて水位が低いため、このゲートの中で1.9mほど水位を上げてから荒川に入ります。

片側の水門を閉じ、水量を調整して、反対側の水門を開くという工程があり、通過するためには15〜20分ほどと思いのほか所要時間がかかります。

広々とした荒川へ漕ぎ出していきます。ゲートの上には、アナウンスの声に釣られて、興味津々な様子で川を覗き込む人々の姿も。

都会の川だからこその、貴重な体験をすることができました。

河幅が一気に広くなり、途端に壮大な雰囲気に。対岸には首都高の高架が見えます。

荒川は動力船も航行していて、旧中川と比べて風が強く波も大きくなるため気をつけましょう。

荒川側から見たゲートの様子。すぐ戻る場合は水門を開けたまま待っていてくれるので帰りは時間を短縮できます。

普段の生活ではなかなか接点が無いこういった施設に触れられたのも、カヤックのおかげですね。

ゲートの通過後は一旦出発地点に戻り、昼食を兼ねての休憩タイム。Folbotのフォールディングカヤックは船体の前後に広いスペースがあるため、たくさんの荷物を積載することが可能。テントや寝袋を積み込んで、カヤックでしかいけない絶景ポイントでのテント泊、なんてこともできちゃいます。

Folbotでは、カヤックに積載できるコンパクトなテーブルや焚き火台、モールシステムで船体に取り付け可能なコンテナなどのリリースも予定しているので、今後の動向を楽しみにしていてください。

 

スカイツリーへ向けて出艇

昼食の後は、次の目的地であるスカイツリーに向かって出発。さきほどとは逆方向、旧中川を上流に向かって進みます。旧中川はほぼ流れがなく、この日は風もさほど吹いていなかったため、上流に向かってもさほど負担はありません。

徒歩だと約1時間の道のりなので、ゆっくりカヤックで進んでも同じぐらいの時間で到着する見込み。様々な建造物の下や脇を通過して、普段は見ることができない視点から街並みを堪能することができます。

しばらく進むと遠くの方に早くもスカイツリーの姿が…。ちなみに平日ということもあってか、私たち以外のカヤックとすれ違うことはほぼ無く、見かけたのは競技の練習をしている学生さんなど2〜3艇程度でした。

30分ほど上流に進んだところで分岐点に到達。北十間川という運河に乗り換えて、引き続きスカイツリーを目指します。

工事中で、場所により狭くなっていたり障害物があるところも…。

Folbotのカヤックの船体には改良を重ねた丈夫な生地が使われていますが、鋭利なものに激しくぶつかると損傷してしまうこともあるので、乗り上げたりぶつけたりしないように注意して進みます。

徐々にスカイツリーに近づいてきました。低い視点からの新鮮な街並みの景色を眺めながら漕いでいきます。

撮影をしながらゆっくりと進み、出発から1時間半ほどでついに最終目的地のスカイツリーに到着! 予定通り、本当に水路でここまで来ることができました。

見慣れているはずが、達成感もありいつもにも増して圧倒的な迫力を感じたスカイツリー。

しばらく余韻を味わったのち、来た時と同じルートで帰路に着きます。

出発地点に近づく頃には、陽が傾きはじめてほんのり夕焼け空に。街並みのリフレクションが映る水の上を進む二艇のカヤック。

これまでは主に、自然に囲まれた湖でのクルージングを行ってきましたが、今回は初めて街中でのクルージングにトライ。

街中で乗るカヤックは日帰りで気軽に楽しむことができる上に、普段とは違う新鮮な景色を楽しむことができ、想像以上の面白さを味わうことができました。今後も、自然の中だけでなく、このようなシチュエーションでのカヤックの様子もお伝えしていく予定ですので、楽しみにしていてください。

 

 

Author : akt